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 音楽に合わせて足踏みしながら、大我があたりを見回している。
 私は、「ここよ!」と手を振った。でも、大我は全く気づかない。まわりばかりに目をやって、そわそわ落ち着かない。
 私は両手を大きく上げて、「ここにいるよ!」とアピールした。せわしなく動いていた大我の目が、観客席の中の私を見つけた。その瞬間、大我の顔がパアッと輝き、大我は満面の笑顔になった。
 大我だけではない。
 日向種恵一心も、みんなそうだ。
 発表会の時、運動会の時、音楽界の時、不安そうな子どもたちの顔は、お母さんの姿を見つけた途端、自信に満ちた笑顔に変わる。
 そのたびに思うのだ。
 お母さんの力って、すごいなあ・・・と。

 私はどんなお母さん?
 子どもたちの、こんなにも純粋な愛と信頼を一身に受けられるようなお母さんに、ちゃんとなれてる?
 子どもたちの視線の先に、しゃんと立っていられる母親になりたいと思う。