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「わたしの友だちの家ではね、クリスマスの1週間前に、ほしいものを紙に書いて、せんたくきの上においといたら、サンタさんがもってきてくれるんだって」

「 へぇ!」

「そして、べつの友だちのとこでは、紙ひこうきに書いて、まどからとばしたらいいんだって」

「ぼくのともだちは、ほしいものをいったら、お母さんがサンタさんにでんわでたのんでくれるっていってたよ」

種恵と大我のそんな会話を聞いていた日向が尋ねて言った。

「おかあさん、うちではどうやってサンタさんにしらせるの?」

うち?うちの場合はこうだ。

「サンタさんはね、子どもたちの欲しいもの≠持ってきてくれるんじゃなくてサンタさんがその子の為に選んだもの≠持ってきてくれるんだよ。だから、自分が欲しかったものと違っていても、喜んで受け取らなくっちゃネ。だって、それは、サンタさんがあなたの為に一生懸命選んでくれたものだもの」

 実際、我が家の子どもたちへのプレゼントは、実用的な物が多い。靴だったり、手袋だったり、ノートだったり、ペンだったり。それに加えて、少しのお菓子と少しのおもちゃ。長男のときからずーっとそうだ。
 その代わり?うちに来るサンタさんの、プレゼントの届け方は、いつも少し変わっている。
 枕元やツリーの下に置いてある、というわけではなく、プレゼントのありかが地図に書いてあったり、パズルになっていたり、クイズに答えないとプレゼントにたどり着けなかったり…と、毎年、何かしら違った方法でプレゼントが届くのだ。

 今年もそうだった。
 クリスマスの朝、子どもたちの夢の詰まった毛糸の靴下の中に入っていたのは、小さなシャボン玉の容器が1個とメッセージカードが一枚。そのカードの指示に従って外にでると、庭の木々に、子どもたちの名前の書いてある封筒が、人数分吊るしてあり、その封筒の中に、プレゼントの場所を記した紙が入っていた。
 朝早くから子どもたちは、プレゼントを求めて大騒ぎだ。その様子をながめていると、私の心は幸せでいっぱいになる。

 ハッピークリスマス!!
 欲しいものは入っていたかな?