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 「お母さん、今度の絵日記はコスチュームショーのこと書くんでしょ?感動の涙で舞台が見えませんでしたって、書いといてネッ!」
 長女の麗花が笑って言った。
 
 先日あった娘の高校の文化祭で、ステージのラストを飾ったのは、家政科2、3年生によるコスチュームショー。
 自分で作ったとは思えないような素晴らしい衣装を身にまとい、さっそうとステージを歩く生徒さんたちは、本当にとてもステキだった。
 うちの子の出番はまだかしら・・・と心待ちにしていると、エバネッセンスの"ブリングミートゥライフ"の曲に合わせて歩く一群の中に、娘の麗花の姿があった。
"なんてきれいなんだろ"・・・というのが、まっ先に浮かんだ思い。正真正銘親バカの私には、娘が誰より美しく見えた。
 「涙で舞台が見えませんでしたって書いといてネッ!」と娘はふざけて言ったけれど、実際のところ、その通りだった。
 子どもの成長を目にすることができるのは本当にうれしいものだ。小さな子どもであれ、大きくなった娘であれ。
 「来年はウエディングドレスを作るよ!ステージのセンターでラストを飾るんだから!」
 娘は燃えている。
 彼女の構想によると、その日客席にはタキシードを着たカレが花束を持ってすわっているそうで、ショーが終わると、カレはスッと立ち上がり、舞台の中央に立つ娘のもとへまっすぐに進み出て、娘の手をそっと取り、二人はめでたく結婚するのだとか。
 さて、麗花の野望はどうなりますことやら・・・・