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 満天の星が見たくて、218号線をひた走った。目的地は清和村。清和高原天文台だ。
 左前方に見えてきた月と、競争するように車は走っていく。満月ではないけれどほぼ丸いその月はかなり明るくて、星明りを消してしまいそうだ。あの月が昇ってしまわないうちに早く!早く!
 天文台に到着したのは9時少し前。幸い月はまだ昇りきってはいなかった。
 見上げれば、美しい星々が夜空いっぱいに広がっている。キーンと冷たい空気の中で、子どもたちは「寒いよ〜もう帰ろう〜」と弱音をはいていたけれど、私は、できればずーっとそこにいたかった。

 時々、無性に空が見たくなる。夜空でもいい、朝の空でも、夕方の空でもいい。ただ空が見たいのだ。
 「5分間 空を見上げれば」という言葉がある。20年も前に聞いた言葉で、この後には続きの文章があったのだが、後半の部分はすっかり忘れて思い出せない。でも前半の部分がずっと心に残っていて、たまにふっと浮かんでくる。
   "5分間 空を見上げれば"
 空を見上げれば、いったい何があるのだろう?どんなことが起きるのだろう?

 荘厳な夜明け、澄みきった青空、壮大な夕焼け、満天の星空、じっと空を見上げていると、"神様はほんとにいるんだ"・・・私はそんな思いに包まれる。