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"40代になったら、オバサンになって、きっと演歌がすきになるんだろうなぁ"と、10代の私は本気で思っていた。
でも、実際自分が40代後半になって実感しているのは、若い頃の好みは、そうそう変わるものではなく、年を重ねても継続していくんだなあということだ。
ラジオを聴いていて、自分にとって心地良い曲はチェックして、レンタルCDを借りてくる。最近よく聞いているのはt..A.T.uのアルバム。
別に若ぶってる訳ではない。無理して子どもに合せようとしている訳でもない。でも私はDA PAMPが好きだ。EXILEもいいと思う。EMINEMも悪くないし、SOUL'd OUTはほんとにかっこいい。
でも、そんな私の一番は、やっぱりさだまさしなんだ!と最近改めて痛感した。
「さだまさしの世界」というCD集を、迷った末に思い切って購入したのだが、久しぶりに聞いたさださんの歌は、もう、もう正に、感涙もの!
多くの人が言うように、歌は、本当にそれを聴いていた頃の自分へと、またたくまに引き戻してくれる。
私がさださんを好きになったきっかけは、学生の頃、ラジオから流れてきた彼のトークを偶然聞いたことだった。
『みんな何を恐れているんだろ?
ええかっこしいでもいいじゃないか』

良いことをするのが照れくさい時がある。心の中では良い思いがいっぱいでも、それをするには少しばかりの勇気がいる。いい子ぶってると思われるのがもイヤだったし…。
そんな時に、聞いたさださんのメッセージ。
『みんな何を恐れているんだろ?
ええかっこしいでもいいじゃないか』
静かな語り口の彼の言葉は、私の胸に驚くほどストンと落ちてきた。
そうだよね!ええかっこしいでもいいんだよね!

以来、熱烈な、とは言えないけれど、ずっと私はさださんのファンだ。
家族でどこかで出かけるとき、車の中で聴く歌は流行りの曲ばかりだけれど、私一人になったとき、私はいそいそとさださんのテープを取り出して、デッキの中にグイッと押し込む。ボリュームをグーッと上げて、ほら、流れてくる彼の歌声!
いいなあ、ああ、いいなあ!
車の中は、私だけのコンサート会場。渋滞も赤信号も何ひとつ気にならない。
私はしばし日常を離れて、さださんの世界にどっぷり浸る。

CD集は、私にとって高い買い物だったのだけど…
こんな贅沢もいいよねぇ!