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 「おかあさん、なんさいになったら、おとなになるの?」
 7歳の大我に聞かれて考える。
 20歳から大人と言われるけれど、そもそも"大人"の定義って何だ?
 法律上の大人、肉体的、精神的、社会的な大人・・・それぞれ"大人"の概念は違ってくるが、私はを、"あこがれの大人"として、実は一目置いている。
 理由その一、夫は自分のことを後回しにできる
 理由その二、夫は自分のしたいことより、自分がしなければいけないことの方を優先できる。
 理由その三、夫はあまり怒らない。

 そんな夫の態度を目にするたびに、私は密かに惚れ直す。
 だから、夫がバラエティ番組を見ながら、笑ってご飯を吹き出そうと、子どもの番組を見ながら自分も一緒に踊り出そうと、お風呂上りに、人には見せられない格好で部屋をうろつこうと、片足あげておならをしようと、夫を尊敬しているのだ。

 「そうねえ」私は大我に向かって言ってみる。
 「自分のしたいことばかりを考えるんじゃなくて、人のことを思いやることができて、自分のしなくてはならないことをきちんとできるようになったら、大人かなぁ
 「ふうん・・・」大我は少し考えてから口を開いた。
 「じゃあ、たいちゃんが、おもちゃをひゅうちゃんにゆずってあげて、いっしんくんふうちゃんを かわいがって、しゅくだいをきちんとしたら、おとなかな?」
 「そうだね!たいちゃんは大人だよ!」

 にっこり笑ってうなずく大我を見ながら私は思う。
 立派な大人になれるよう、私も精進、精進だ!