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 「お母さん、今度の母の日、何が一番欲しい?
 「え?一番欲しいもの?(にやり)」
 「あ、聞いたのが間違いだった!決まってたよね!」
 「うん!決まってる!」
 「はい、はい、わかりました!いつもと同じでいいんですね!」
 「はい!よろしく!」

 もう何年も前からずっと、私は、母の日と自分の誕生日と結婚記念日に、子どもたちから同じプレゼントをもらっている。
 私が一番欲しいもの―――"夫との時間"だ。

 娘たちが料理を作り、上の子たちが手分けして、下の子たちに食べさせたり、お風呂に入れたり、寝かしつけたりしてくれている間、私はと二人きりで"デート"とあいなる。
 口紅少々塗りまして、イヤリングなんかはめちゃって、靴下をストッキングに、ジーパンをスカートに、健康サンダルをパンプスに履きかえて、準備OK!と玄関に立てば、
 「お母さん、かわいーっ!」と声がかかる。

 「あとはよろしくね!」
 と腕を組んで出掛ける私は"肝っ玉母さん"じゃなく"信ちゃん"だ。
 「行ってらっしゃーい!」
 盛大に見送られ、と二人で行く先は、うふふうふふの ヒ・ミ・ツ