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 スーパーに買い物に行っている途中、「お母さんっ!」とセーラー服姿の二女が声をかけてきた。
 「あら、まあちゃん、今、帰り?」
 自転車を止めて言うと、娘は笑いながら言った。
 「お母さん、しっかりおばさんしてますねぇ!」
 え?!
 色あせた水色のかっぽう着に、足元は健康サンダルといういでたちで、一心不動を前後に乗せた自転車に乗っている我が身を、ふとふり返る。
 「そぅお?おばさんしてます?」
 「うん!してる、してる!もうどこから見ても、かんっぺきなおばさん!!」
 そして、娘はすぐに続けた。
 「かっこいーい!!」

 え!?と思う間もなく娘は、「好きよ!そんなお母さん!」と言うと、笑いながらかけて行った。

 私は一瞬あっけにとられて、はははははと走り去る娘の後ろ姿を見ていた。

       ほめられたのかな?
       冷やかされたのかな?

 ま、いっか!
 私は自転車に乗り、元気にペダルをふんでいく。
       "私はおばさーん。
        かっこいいおばさーん♪♪"
 ふんふんふんと 自作の歌を口ずさみながら。