KKTドローン中田の南極日記

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南極へ向け出発へ!「しらせに乗艦」

2016/11/28

11月27日の午前10時頃に熊本空港で家族と上司、同僚に見送られて出発。これまで数え切れないほどの出張がありましたが、誰かに見送られるのは初めてです。時間がなくバタバタとした別れになりましたが、わざわざ来てくれた皆さんには感謝しています。

さて、観測隊は成田空港で集合して日本を出発します(その時の様子は前の記事にあるニュース映像をご覧下さい)。南極までの移動行程ですが、まず飛行機で約8時間かけてオーストラリアのブリスベンへ移動します。そこから更に国内線に乗り継ぎ約4時間でパース空港に。パースから1時間ほどバスで移動すると、先に出発していた「しらせ」が寄港しているフリーマントルに到着です。熊本を出発してから約27時間経ちました。

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フリーマントルでは数日の時間がありましたが、その間に様々な準備を行います。まず先に積んでいた仕事用の荷物の格納場所の確認をしたり、また自室の棚に私物を収納したりします。往復2か月半程生活をする場所ですから、自室の荷物の整理は重要です。それから出港して揺れが酷くなる前に、できるだけ無人航空機の動作確認なども行います。

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国内で準備万端だったはずですが、1日、2日としらせで生活していると足りないモノがわかって来ます。私の場合、歯磨きで使う為のコップや、小さなスプーン、自室の洗面台でコップや水筒を洗うための洗剤とスポンジなどなどが必要に。あとはお菓子類などもフリーマントルで買い足しておきます。。ここで買わないとこの先4か月間、どこにもお店はありませんのでしっかりと買い溜めをします。

さて、いよいよ本当の意味での出発が迫ってきました。

「南極日記」関連放送

◎2016/11/28(月) KKTニュース「南極観測 KKTカメラマンも出発」

やっと実感しています

2016/11/21 更新

11月10日に南極に出発する前の最後の全体打合せがあり、東京にある国立極地研究所に行ってきました。全体打ち合わせは今まで3回あり、業務の打ち合わせだけでなく、南極で安全に活動するための各種様々な講義もあります。今回はその最後の打ち合わせ後に、南極地域観測統合推進本部主催の壮行会が開催されましたので参加してきました。

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壮行会は第58次南極地域観測隊と「しらせ」の乗組員と合同ですので、とても規模の大きいものでした。慣れない雰囲気の中で来賓の方々の挨拶などを聞いているうちに、「ああ、もうすぐ南極に出発するのだな」という実感が出てきました。

翌日の11月11日は、しらせが晴海ふ頭から出発するので観測隊のみんなで見送りをしました。しらせは私たちより一足早くオーストラリアに向けて出発し、私たちは27日に飛行機でオーストラリアへ行き、先に入港しているしらせに乗り込みます。
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見送りには我々観測隊関係者だけでなく、しらせの乗組員の家族も多く来ています。出港するしらせに旗や手をふり見送るのですが、私のすぐ横では小さな子どもを抱っこしたお母さんが涙を流しながら手を振っていました。もう少しすれば私も出発する訳ですので、思わず自分の家族のことも考えてしまいまいした。
今までは準備に追われて漠然と「南極に行く」とだけしか考えていませんでしたが、出発の直前になって、ようやく南極に行く実感が出てきたようです。今一度しっかりと気を引き締めて、南極に向け出発したいと思います。

「南極日記」関連放送

◎11月16日(水)16:45「テレビタミン」

 得する水曜中継「五家荘の紅葉をドローン中継」(ドローン中田・生出演)

◎11月17日(木)18:15「テレビタミンニュース」

 「南極観測隊に参加するドローン中田 その目的とは?」

はじめまして。

2016/11/3 更新

みなさん、はじめまして。中田浩毅と申します。「中田って誰?」「なぜ南極?」と思われる方も多いと思いますので、今回は簡単に自己紹介を兼ねて私が南極に行くようになった経緯のお話をしたいと思います。

私はKKTで映像制作の仕事を長年やっておりましたが、2011年からドローンによる空撮を始めました。当時は市販の空撮ドローンは(高価なものを除いて)なく、機材は全て自作でしたのでここで様々な知識を身につけることができました。どうしてドローンを始めたのかという経緯はまた別の機会にしたいと思いますが、当初はテレビ番組で使用する空撮映像の撮影をメインに業務をスタートしました。しかし、すぐにドローンではもっと幅広い事ができるのではないかと考えるようになりました。

161103_01.jpg今「ドローン」と言うと、プロペラが4つなど複数ついているマルチコプター型の無人航空機(ドローン)を指す事が多いのですが、本来は遠隔操作ができる自律航行する無人航空機の総称です。飛行機の形をしたものもあれば、ヘリコプターの形をしたものもあり、サイズも形態も様々です。

幅広い用途に対応する事を考えると、固定翼型(飛行機タイプ)の無人航空機の有用性に気が付きました。マルチコプターと比較すると、長時間飛行ができる、高高度まで飛行できる、などの大きな特徴があります。産業や研究用途を考えると非常に有用ですので、こちらも早い段階で取り組みをはじめました。そして現在はマルチコプター型と固定翼型の両方の無人航空機の運用を行っています。

南極では、既に研究観測などに固定翼型無人航空機が使用されています。日本南極地域観測隊では毎年、越冬隊と夏隊の観測隊が様々な研究・観測のために南極に行くのですが、その中には観測を支える様々な技術者も多く参加してきています。そして、今年2016年の11月に出発する第58次南極観測隊において、私が無人航空機技術者として観測隊に参加することになったわけです。

本当に簡単にですが、以上が私が南極に行くことになった経緯です。このブログでは、私が2016年11月末に出発し、2017年3月末に帰国するまでの間も含め、ドローンに関する事柄だけでなく、南極での日常生活など様々なことをお伝えしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

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