KKTドローン中田の南極日記

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南極での食事

2017/2/22

南極大陸上のS17拠点では、45日間雪上車などで寝泊まりしながらの生活です。私自身、出発する前は食事の事が気になっていましたが、おそらく皆さんも「どんなものを食べているのだろう」と思っているのではないでしょうか。
答えを一言でいうと「普通の食事」を食べていました。下の写真は、ある日の朝食・昼食・夕食です。

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S17拠点には食堂棟があり、そのキッチンにはIHコンロをはじめ、オーブンレンジや冷蔵庫などが備え付けられています。また、食材はキャベツなどの生野菜、肉、魚、冷凍食品、缶詰から調味料など、日数と人数分が余裕を持って事前にしらせで配布されたものを持ち込みます。そして小塩さん(メンバー紹介記事参照)が毎日毎食のメニューを考え料理の腕を奮ってくれるので、私達チームはとても充実した食生活を送ることが出来ました。

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料理の写真で気付いた人もいると思いますが、実は食器には毎回食事の度にラップを巻いています。キッチンの写真には蛇口とシンクが写っていますが、実は使用出来ないのです。この食堂小屋は厚さが数100mにも及ぶ氷の平原の真っただ中にあるので、もちろん水道も下水道もありません。そのため貴重な水を極力使わず、そして排水を出さない為にも食器を洗うことはしないのです。鍋やフライパンなどはラップを使う訳にはいきませんので、使用後はロールペーパーで拭き上げます。コップや箸なども同じく拭き上げるだけですが、油汚れは少量のお湯を使うなどすれば意外とキレイに落ちるものです。

このような事情ですので、料理を作るにも様々な工夫が必要だったと思います。もちろん調理道具にも制限があり、材料も持ち込んだもの以外はありませんが、実にバリエーションに富んだ様々な料理を小塩さんは作ってくれました。

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小塩さん、美味しい食事をありがとー!

さて、実は南極では、食事は三食だけではありません。朝食と昼食の間、昼食と夕食の間に、それぞれ「中間食」というものを取ります。午前と午後に1回ずつの休憩時間があり、パンやチョコレート、クッキー、カップラーメンなど好きなものを食べるのです。もちろん三度の食事は十分な量を食べています。いや、むしろご飯などはかなり多めの量になっています。その上に中間食も食べるので、はじめは太らないか心配でした。しかし、一日の大半を氷点下の屋外で作業をしているので、やはりエネルギーをかなり消費するのでしょう。時間が来るとお腹が減ってしまい、ちゃんと食べる事ができるのです。日本では絶対に食べない量の食事を続けて太ってしまわないか心配していましたが、45日間のオペレーションが終わり体重を計ってみたら1〜2kg痩せていました。

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