KKTドローン中田の南極日記

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S17ってどんなところ?

2017/1/15

私達6名が滞在しているS17は正確には「S17航空機観測拠点」といい、昭和基地より内陸方向へ約20Km地点の場所に位置しています。標高は約600m。周囲には氷と雪以外に何もなく、広大な大氷原の上にポツンとある拠点です。

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S17という名前は、昭和基地からの位置を示しています。大陸沿岸の東オングル島にある昭和基地から、内陸へ約1,000kmにある「ドームふじ基地」までのルート上にP、S、H、Zなどのポイントが設定してあり、その一つが「S17」というわけです。そしてS17には「航空機観測拠点」があります。長さ1.2kmの航空機用の滑走路(と言っても雪原を雪上車で均したもの)と航空機用の燃料橇(そり)があり、主にDROMLANという東南極地域を結ぶ航空網の飛行機が利用します。また、滑走路の近くには食堂と発電機が収まる2つの棟があり、ここを拠点として様々な観測などに利用されています。

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観測拠点の設営が整った我々も、この拠点小屋を中心に観測活動や生活をすることになります。食堂棟にはキッチンや暖房もあり、テーブルやイスまでもあります。隣の発電機棟で発電していますので普通に電気も使え、部屋の中にいる限りここが南極大陸の上にいることを忘れてしまいそうです。ただし、やっぱりここは南極。キッチンの立派な設備に騙されそうになりますが、水道や下水はありませんので、蛇口や流し台は使用することはできません。

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隣接している発電機棟の中には立派なトイレもあります。トイレの個室は立派ですが、便器はペール缶トイレです。このペール缶トイレとは、缶の中に袋を入れ、それに便座を取り付けただけのもの。使用には若干の注意と慣れが必要ですが、発電機の排熱によって部屋はとても暖かく、その中で用を足すことが出来るのはとてもありがたいですね。

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これら小屋の周囲に雪上車、橇などを配置し、周辺に観測設備などを設営、設置して観測拠点の完成です。宿泊は雪上車や居住橇などで行い、食事や工作作業は食堂棟で行います。そうそう、お風呂ですが、もちろんここにはありません。ここに滞在する40数日間はお風呂には入らず、体拭きシートなどを利用して生活をします。気温が低い事と乾燥していることもあり、お風呂に入らずとも案外不快ではありませんよ。

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