おとどけ絵本

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コレがおすすめ  山本紗英子おすすめ 「いけちゃんとぼく」 

著:西原 理恵子 出版社:角川書店

みなさん
「この人の小さい頃に逢ってみたいな」と思ったことはありませんか?

「忘れないでね 好きだと必ず 帰ってこられるの」
この言葉に惹かれて手にした絵本があります。

それは、漫画家、西原理恵子さんが描いた 「いけちゃんとぼく」という絵本です。

ストーリーは、 不思議な生き物"いけちゃん"と、 やんちゃだけど弱気な少年ヨシオが、日常生活を共に過ごす中で展開されていきます。

"いけちゃん"はいつからかヨシオの傍にいて、 虫取りやいたずらをする時だけでなく、 いじめられた時や お父さんが天国に行った時も、ずっとヨシオを見守り続けます。
しかし、ヨシオの心も体も大人に近づくにつれて "いけちゃん"はだんだん姿を現さなくなり、 ついに、お別れの日...。 いけちゃんはヨシオにあまりにも切ない告白をして、 最後のさよならを告げます。

ーわたし あなたのさいごの恋人だったの
あまりにもみじかい恋だったから
もういちどあなたにあいにきたのー

読み終えたときには、涙が止まりませんでした。
胸がギューっとなって、 誰かを大切に想う気持ちは、 計り知れないほど大きくて優しいものなのだと感じました。

また、大人にとっては懐かしい!と共感する描写が多く、 小さい頃の無邪気で探究心豊かな気持ちを呼び起こしてくれます。
そして、西原さんらしい クスっと笑ってしまう場面や、美しい心の表現などで、 喜怒哀楽、さまざまな感情を刺激してくれます。

忘れていた子ども心を思い出せる、 そして、 大切な人をもっと大事に思える、この「いけちゃんとぼく」。
是非、大切な人を思いながら、手に取ってみてください。

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